たとえば消費者がエアコンを買い替えたい、ついては電気代の節約にもつながるような性能を備えた製品が欲しい、と考えた場合、いきなりメーカーの公式サイトを訪れることは極めてまれです。そもそも、どのメーカーが自分の希望に合った製品を販売しているのかさえ分からないことも珍しくありません。このような場合、通常は検索エンジンのウィンドウに「エアコン、省エネ」などのキーワードを入力して検索し、その結果を手がかりに情報を探していきます。その際、消費者は検索結果の上位に表示されたサイトほど、自分にとって有益な情報が掲載されていると考える傾向になります。
ということは、管理者にとっては自分のサイトが上位に表示されるほど訪問者が増加し、ビジネスチャンスにつながることになります。このような視点から考え出されたのが、SEO対策です。検索エンジン最適化とも呼ばれるこの対策は、広告宣伝技術の一環として評価が定着しています。SEO対策では、ユーザーの多い主要検索エンジンにおける検索結果のできるだけ上位にランクされることを目指しています。
ただ、個々の検索エンジンはそれぞれ独自のアルゴリズムに従ってランキングを決定しており、その基準については公開されていません。そのため、特別な対策が必要となります。SEO対策でまず重要となるのは、そのアルゴリズムを解析することです。その上で、それに適合するような形でサイトの内容をカスタマイズする必要があります。
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